はじめに
読書記録その6。前読んだ本ももう忘れたのでとりあえず Kindle にあった本読んでいってます。今回はちょっとテーマを決めて選んでみました。テーマは文学系のやつ。
やっぱり iPad より Kindle の方が疲れにくい。。。気がする(長時間読める)。今週は 5 冊しか読めなかった。。。
大人のための日本の名著50 大人のための名著
- 著者:木原武一
1941 年、東京に生れる。東京大学文学部ドイツ文学科卒業。著書に『ルイス・マンフォード』(鹿島出版会)、『大人のための偉人伝』『天才の勉強術』『人生を考えるヒント』。(Amazon の商品ページ参考) - 出版社:KADOKAWA
- 発売日:2014/3/15
- 購入理由:名著と呼ばれるやつの名前くらい知っておきたいなと思ったので。
- ページ数:307 ページ
人間には、労働のほかに「気をまぎらせてくれるもの」が必要である。
木原 武一. 大人のための日本の名著50 (角川ソフィア文庫) (Japanese Edition) (Kindle Locations 1950-1951). Kindle Edition.
★★★
著者おすすめの「おもしろくて、ためになる」日本の名著が 50 作紹介されている本。「自分を知るために」「人間を知るために」「社会を知るために」「歴史を知るために」「自然を知るために」の 5 つのテーマに沿って紹介されている。それぞれの本について「著者と作品紹介」「要約」「読みどころと名言」「編者からひとこと」「文献案内」が書かれている。紹介作品は下記。「砂の女」がおもしろそうだった。
- 『甘え』の構造(土居健郎)
- 日本的霊性(鈴木大拙)
- 鼻・芋粥(芥川龍之介)
- こころ(夏目漱石)
- 善の研究(西田幾太郎)
- 病牀六尺(正岡子規)
- 徒然草(吉田兼好)
- 歎異抄(親鸞)
- 正法眼蔵(道元)
- 方丈記(鴨長明)
- 忘れられた日本人(宮本常一)
- 楢山節考(深沢七郎)
- 『いき』の構造(九鬼周造)
- 金色夜叉(尾崎紅葉)
- 武士道(新渡戸稲造)
- 福翁自伝(福沢諭吉)
- 雨月物語(上田秋成)
- 冥途の飛脚(近松門左衛門)
- 好色一代男(井原西鶴)
- 源氏物語(紫式部)
- 文明の生態史観(梅棹忠夫)
- タテ社会の人間関係(中根千枝)
- 砂の女(安部公房)
- 現代政治の思想と行動(丸山眞男)
- ある心の自叙伝(長谷川如是閑)
- 女工哀史(細井和喜蔵)
- 谷中村滅亡史(荒畑寒村)
- 幕末百話(篠田鉱造)
- 鸚鵡籠中記(朝日重章)
- 土佐日記(紀貫之)
- 騎馬民族国家(江上波夫)
- 黒い雨(井伏鱒二)
- 海上の道(柳田国男)
- 断腸亭日乗(永井荷風)
- 高橋是清自伝(高橋是清)
- 夜明け前(島崎藤村)
- 古代研究(折口信夫)
- 南総里見八犬伝(曲亭馬琴)
- 平家物語
- 古事記
- アユの話(宮地伝三郎)
- 旅人(湯川秀樹)
- おーいでてこーい(星新一)
- 生物の世界(今西錦司)
- 雪(中谷宇吉郎)
- 自然と人生(徳冨蘆花)
- 北越雪譜(鈴木牧之)
- 蘭学事始(杉田玄白)
- おくのほそ道(松尾芭蕉)
- 枕草子(清少納言)
大人のための世界の名著50 大人のための名著
- 著者:木原武一
1941 年、東京に生れる。東京大学文学部ドイツ文学科卒業。著書に『ルイス・マンフォード』(鹿島出版会)、『大人のための偉人伝』『天才の勉強術』『人生を考えるヒント』。(Amazon の商品ページ参考) - 出版社:KADOKAWA
- 発売日:2014/3/15
- 購入理由:上記の本とセットで買った。
- ページ数:271 ページ
何が新しいかを知ることより、けっして古くなることのないものは何であるかを知ることのほうが大切である。事物は変わらない。われわれが変わるのである。
木原 武一. 大人のための世界の名著50 (角川ソフィア文庫) (Japanese Edition) (Kindle Locations 315-316). Kindle Edition.
★★★
著者おすすめの「おもしろくて、ためになる」世界の名著が 50 作紹介されている本。上記の本の世界版。「人間を知るために」の章のやつは全部おもしろそうだった。上の引用は「森の生活ーウォールデン」の章から。
紹介作品は下記。
- 幸福論(アラン)
- 夢判断(フロイト)
- 森の生活ーウォールデン(ソロー)
- 自己信頼(エマソン)
- 赤と黒(スタンダール)
- 方法序説(デカルト)
- ハムレット(シェイクスピア)
- エセー(モンテーニュ)
- ソクラテスの弁明(プラトン)
- 論語(孔子)
- 自由からの逃走(フロム)
- ホモ・ルーデンス(ホイジンガ)
- わたしの生涯(ヘレン・ケラー)
- ツァラトゥストラかく語りき(ニーチェ)
- 戦争と平和(トルストイ)
- 罪と罰(ドストエフスキー)
- ファウスト(ゲーテ)
- 意思と表象としての世界(ショーペンハウアー)
- 自伝(フランクリン)
- パンセ(パスカル)
- セールスマンの死(アーサー・ミラー)
- オンリー・イエスタデイ(アレン)
- 世論(リップマン)
- 審判(カフカ)
- 有閑階級の理論(ヴェブレン)
- ゲマインシャフトとゲゼルシャフト(テンニエス)
- 社会契約論(ルソー)
- ロビンソン・クルーソー(デフォー)
- ユートピア(トマス・モア)
- 君主論(マキアヴェッリ)
- コン・ティキ号探検記(ヘイエルダール)
- 夜と霧(フランクル)
- ジョゼフ・フーシェ(ツヴァイク)
- プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神(マックス・ヴェーバー)
- イタリア・ルネサンスの文化(ブルクハルト)
- 航海誌(コロンブス)
- 三国志演義(羅貫中)
- 歴史(ヘロドトス)
- イリアス(ホメロス)
- 聖書
- 二重らせん(ワトソン)
- 沈黙の春(カーソン)
- 科学革命の構造(クーン)
- 銀河の世界(ハッブル)
- からだの知恵(キャノン)
- 昆虫記(ファーブル)
- 種の起源(ダーウィン)
- 『絶対』の探求(バルザック)
- 手記(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
- 古い医術について(ヒポクラテス)
あらすじで読む 日本と世界の名作文学40選
- 著者:世界名作研究会
- 出版社:SMART GATE Inc.
- 発売日:2017/6/1
- 購入理由:有名なやつのあらすじだけでも知ってたらかっこいいかなと思ったので。
- ページ数:152 ページ
悪魔のメフィストーフェレスが登場する。この悪魔、悪魔の中ではそれほど身分が高くなく、神から「いたずら者」と呼ばれていた。「悟性」を豊富に持っていて明晰な頭脳の持ち主であったが、「理性」に乏しかった。
世界名作研究会. あらすじで読む 日本と世界の名作文学40選 (Japanese Edition) (Kindle Locations 1592-1594). Kindle Edition.
★★★
日本と世界の名作文学 40 作のあらすじを紹介してくれる本。作者の略歴、作品の背景、4 ページくらいのあらすじの構成。注文の多い料理店とか小学生くらいのときに授業でやった記憶があって懐かしい。メフィストーフェレスて身分高くなかったのか。。。シャーマンキングのイメージで強いやつと思ってた。紹介作品は下記。
- 吾輩は猫である(夏目漱石)
- 坊っちゃん(夏目漱石)
- 草枕(夏目漱石)
- 虞美人草(夏目漱石)
- 三四郎(夏目漱石)
- それから(夏目漱石)
- 門(夏目漱石)
- こころ(夏目漱石)
- 明暗(夏目漱石)
- 舞姫(森鴎外)
- 阿部一族(森鴎外)
- 高瀬舟(森鴎外)
- 蜘蛛の糸(芥川龍之介)
- 羅生門(芥川龍之介)
- 鼻(芥川龍之介)
- 杜子春(芥川龍之介)
- 風の又三郎(宮沢賢治)
- 銀河鉄道の夜(宮沢賢治)
- 注文の多い料理店(宮沢賢治)
- 走れメロス(太宰治)
- 斜陽(太宰治)
- 人間失格(太宰治)
- たけくらべ(樋口一葉)
- 夜明け前(島崎藤村)
- 武蔵野(国木田独歩)
- 恩讐の彼方に(菊池寛)
- 蒲団(田山花袋)
- 檸檬(梶井基次郎)
- ハムレット(シェークスピア)
- リア王(シェークスピア)
- ベニスの商人(シェークスピア)
- ロミオとジュリエット(シェークスピア)
- ファウスト(ゲーテ)
- 若きウェルテルの悩み(ゲーテ)
- 罪と罰(ドストエフスキー)
- カラマーゾフの兄弟(ドストエフスキー)
- アンナ・カレーニナ(トルストイ)
- 戦争と平和(トルストイ)
- ドン・キホーテ(セルバンテス)
- 星の王子様(サン=テグジュペリ)
2時間でわかる日本の名著 せめてストーリーくらいは知っておきたい名作50
- 著者:夢プロジェクト
- 出版社:河出書房新社
- 発売日:2005/3/15
- 購入理由:名著知ってるとかっこいいと思ったので。
- ページ数:190 ページ
『風立ちぬ』こそが、「ヒロイン病死型・純愛悲恋物」の元祖といっていい。
夢プロジェクト. 2時間でわかる日本の名著 せめてストーリーくらいは知っておきたい名作50 (KAWADE夢文庫) (Japanese Edition) (Kindle Locations 1228-1229). Kindle Edition.
★★★
日本の名著を 50 作紹介してくる本。うんちくとストーリーの構成。うんちくに力が入ってる感じがする。わりと未完の作品も多いんだなと思った。映像化されてる作品も多くそっちから入るのもいいなと思った。長編はちょっときついけど短編なら読みたい。紹介作品は下記。
- 金色夜叉(尾崎紅葉)
- 蒲団(田山花袋)
- それから(夏目漱石)
- こころ(夏目漱石)
- 羅生門(芥川龍之介)
- 恩讐の彼方に(菊池寛)
- 山椒魚(井伏鱒二)
- 暗夜行路(志賀直哉)
- 白痴(坂口安吾)
- 金閣寺(三島由紀夫)
- 砂の女(安部公房)
- 三四郎(夏目漱石)
- 田舎教師(田山花袋)
- 檸檬(梶井基次郎)
- 銀河鉄道の夜(宮沢賢治)
- 風の又三郎(宮沢賢治)
- 路傍の石(山本有三)
- 仮面の告白(三島由紀夫)
- われらの時代(大江健三郎)
- 舞姫(森鴎外)
- たけくらべ(樋口一葉)
- 野菊の墓(伊藤左千夫)
- 痴人の愛(谷崎潤一郎)
- 春琴抄(谷崎潤一郎)
- 雪国(川端康成)
- 濹東綺譚(永井荷風)
- 風立ちぬ(堀辰雄)
- にごりえ(樋口一葉)
- 不如帰(徳冨蘆花)
- 或る女(有島武郎)
- 伸子(宮本百合子)
- 放浪記(林芙美子)
- 細雪(谷崎潤一郎)
- 破戒(島崎藤村)
- 土(長塚節)
- カインの末裔(有島武郎)
- 蟹工船(小林多喜二)
- 夜明け前(島崎藤村)
- 野火(大岡昇平)
- 真空地帯(野間宏)
- 黒い雨(井伏鱒二)
- 五重塔(幸田露伴)
- 鼻(芥川龍之介)
- 城の崎にて(志賀直哉)
- 父帰る(菊池寛)
- 出家とその弟子(倉田百三)
- 斜陽(太宰治)
- 人間失格(太宰治)
- 楢山節考(深沢七郎)
- 泥の河(宮本輝)
2時間でわかる世界の名著 せめてストーリーくらいは知らないと恥ずかしい名作50
- 著者:夢プロジェクト
- 出版社:河出書房新社
- 発売日:2004/3/15
- 購入理由:上記の本とセットで購入した。
- ページ数:153 ページ
「感動した」「打ちのめされた」「人生が変わった」などということを軽々しくいってはいけない。「どうだった?」と聞かれても、すこし首をかしげながら、意味ありげな笑みを浮かべるくらいが適当とされている。
夢プロジェクト. 2時間でわかる世界の名著 せめてストーリーくらいは知らないと恥ずかしい名作50 (KAWADE夢文庫) (Japanese Edition) (Kindle Locations 620-622). Kindle Edition.
★★★
世界の名著を 50 作紹介してくる本。上のやつの世界版。こちらも映像化されている作品が多い模様。最後の「謎が謎を呼ぶストーリーにぐいぐい引き込まれる快作」の章はネタバレが多いので今後読もうと思ってる人はとばした方がいいかもしれないです。上の引用は「アルジャーノンに花束を」の章で書かれていたこと。本の感想はむずかしい。。。
紹介作品は下記。
- 赤と黒(スタンダード)
- 罪と罰(ドストエフスキー)
- 戦争と平和(トルストイ)
- ハムレット(シェークスピア)
- 怒りの葡萄(スタインベック)
- 魔の山(トーマス・マン)
- 変身(カフカ)
- 異邦人(カミュ)
- 楽しみよこんにちは(サガン)
- 車輪の下(ヘッセ)
- レ・ミゼラブル(ユゴー)
- ロミオとジュリエット(シェークスピア)
- 谷間の百合(バルザック)
- アルジャーノンに花束を(ダニエル・キース)
- 三銃士(デュマ)
- 宝島(スティーブンソン)
- モンテ=クリスト伯(デュマ)
- 海底二万里(ヴェルヌ)
- 武器よさらば(ヘミングウェイ)
- 白鯨(メルヴィル)
- 夜間飛行(サン=テグジュペリ)
- 凱旋門(レマルク)
- 女の一生(モーパッサン)
- カルメン(メリメ)
- 嵐が丘(エミリー・ブロンテ)
- ジェーン・エア(シャーロット・ブロンテ)
- 桜の園(チェーホフ)
- 人形の家(イプセン)
- ティファニーで朝食を(カポーティ)
- 狭き門(ジイド)
- 華麗なるギャツビー(フィッツジェラルド)
- 月と6ペンス(モーム)
- 若きウェルテルの悩み(ゲーテ)
- 老人と海(ヘミングウェイ)
- 嘔吐(サルトル)
- 阿Q正伝(魯迅)
- クリスマス・キャロル(ディケンズ)
- ロビンソン・クルーソー(デフォー)
- ハックルベリー・フィンの冒険(マーク・トウェイン)
- 指輪物語(トールキン)
- ジキル博士とハイド氏(スティーブンソン)
- ガリバー旅行記(スウィフト)
- 不思議の国のアリス(ルイス・キャロル)
- ライ麦畑でつかまえて(サリンジャー)
- モルグ街の殺人事件(ポー)
- そして誰もいなくなった(アガサ・クリスティ)
- Yの悲劇(エラリイ・クイーン)
- 長いお別れ(チャンドラー)
- 夏への扉(ハインライン)
- 火星年代記(ブラッドベリ)
おわりに
前になにかで芸人さんが「最初はバナナの皮があったら滑ることでウケる。しばらくするとバナナの皮があったら素通りするとウケるようになる。」みたいなことを言っていた。バナナの皮で滑るというのを知っていないと素通りすることのおもしろさはわからない。最新の文学をきっちり楽しむのにも下地が必要で名著と呼ばれるものを読む必要があるのではないかと思います。思っただけで今後読むかはわからない。。。
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